うどん派

そばよりうどん派 猫とか編み物とかの記録

ガス型の苦しみ

今日もお休み。
なので過敏性腸症候群のことを書きます。

長くブログをやっているので、何度かこのことについて書いたこともあるんですけど、私は恐らく過敏性腸症候群のガス型です。
平たく簡単にいえば、おならが止まらなくなる病気です。
経験した人じゃないとこの苦しみは分かってもらえないと思います。体より心が辛い病気です。


かれこれ15年前、中学2年生の3学期に発症しました。
きっかけは些細なこと。
お昼のお弁当を食べると、私は必ず大きい方をしていました。
思えばこれも過敏性腸症候群の症状だったんでしょうけど、小さい頃からそうだったので、きっと皆もそうなんだと思っていました。
ところが同じクラスの男子たちが「学校で大するとかありえねーしwww」みたいな仲間内で話しているのを聞いちゃったんですよ。別に私のことを話していたわけではないんですよ。
でもそれから「学校で大をするのは普通のことではないんだ」と思って、お昼ごはんのあとの大を我慢することが多くなりました。
そのうちに、5時間目になるとお尻のあたりから「ボン!」と何かが破裂するようになりました。音は出ないんです。
次第にそれが我慢したガスなんだと気付くわけですが、もうこうなると気になって気になって授業どころじゃない。
2年生まではそれでもお昼ごはんを食べるまでは平気だったのが、3年になりクラス替えがあると、一日中気にするようになりました。
朝、大きい方が出ない時は地獄でした。
全校集会なんかで密着して座る環境があると、ズル休みして母に叱られていました(今でもトラウマです

陰口も叩かれていたんでしょうね。
男子がわざと消しゴムを私の椅子の下に落として、罰ゲームのように拾いに来ることもありましたし、派手な女子が私の横を通るときにわざと鼻をつまむこともありました。

幸いにして、私は地味で目立たない存在だったので、面と向かって臭い!と言われたことはありませんが、それでもため息とか鼻をすする音とか、恐怖でしかなかったです。

高校に進学して、周りが知らない子だらけになると、クラスで孤立しました。
中学の時仲の良かったことはみんなばらばらになり、唯一仲良くなれた子はクラスの嫌われ者(私もですが)だったので、学校に行くのが辛くてたまりませんでした。
集会も多くて、大勢で狭い部屋に椅子をひっつけあって座っていると、襲ってくるんですよね…ガスの波ってやつが…
まぁでもクラスのほとんどが女子で、虐めをするようなひどい子もいなかったので、特に何も言われなかったのが不幸中の幸い。
同じクラスに、同じ病気の下痢型っぽい症状の子がいたんですけど、集会のたびにお腹を抑えながらどこかへ行くので、周りがヒソヒソとそのこの事を噂するんですよね。あーきっと私も影ではこんな風に言われているんだろうなと思ったら辛くて辛くて、結局中退しました。

中退した後、通信制の高校に入ったんですけど、そこは大学のようなシステムだったので、毎回毎回知らない人ばかりで授業を受けていました。席も自由に選べるので、確実に一番後ろの席に座れる授業だけ受けていました(少しでも遅く教室に行くと後ろの席に座れなくなるので、授業は一時間おきにしか受けられませんでしたけど)
お昼ごはんを食べると症状が酷くなることもわかっていたので、お昼はいつも食べていませんでした。これは全日制の高校の時も一緒ですが。

でもどうしても調子の悪い時は学校へ行くのをサボったりもしていました。この病気になると極端に自分に自信がなくなって、うつっぽくなるんですよね。
そりゃー臭い臭いいわれたらそうもなるよね。
おかげで卒業するまでに5年もかかりましたww

23歳か24歳?の時に伯母のお店で働くようになるまで、ニートみたいな生活をしていました。
家にいれば症状は出ないんですよ。緊張してないから。

伯母のお店でも、仕事中は全然平気でした。
トイレも自由にいけるし、調子が悪くなっても、その場から移動すればいいしね。
辛いのは行き帰りの車で移動の時。
よく言えば正直、悪く言えばデリカシーの欠片もない伯母ですんで、「臭くない?」だの「肥料みたいな臭いがする」だの色々言われましたね。
25歳も過ぎると涙も枯れてきて、いちいち真剣に受け止めないように心にバリアを貼るようになったんですけど、それでも悲しい時はあります。気にもします。
伯母は私を貶めて笑いを取ろうとするタイプの人だったので、お客さんの前でこの子は足が短くてーとか、化粧落としたら一重なんですよ(つけまで二重にしてた)とか見た目に関しての自信をなくすようなことも散々言ってくれたので、お客さんの前で泣きそうになったことも何度もあります。販売員として失格だと思いますが。


現在も実のところ治ってないんですよね。
ただ昔に比べるとおばさんになったのでww
醜くて臭い自分が当たり前、と思うようになってだいぶ楽になりました。良く思われたい人もいませんし。
匂いも自分で分からないですしね。嗅覚障害だし。
必ず心がけてるのは、朝のリズムを崩さないこと。
朝ごはんを食べて、コーヒーを飲んで、お化粧して、歯を磨いたら、トイレで大をする。
これだけで意図的にガスが出そうになることは減りました。ガス漏れっぽい症状は常にありますけど。
コールセンターの仕事の時もお昼は食べない。ショーツは3枚履き(一枚は消臭パンツのデオエスト。効果はあまり感じませんが履かないよりマシ)
きっと一生治らないと思います。
自分が大嫌いです。

でも生きていくためにはお金が必要なので、明日も頑張ります。
嫌になったら辞めたらいいんだー!と毎日唱えながら。