うどん派

そばよりうどん派 猫とか編み物とかの記録

大変だったガーゼ抜き

さぁぶっ飛ばしますよ!
術後4日目!ついにガーゼ抜きの日です。

本当はもう一日寝かせて、術後5日目に抜く予定でしたが、たまたま11月3日が祭日で、たまたま担当の先生が休日出勤されるということで抜いちゃおうか?となりました。

副鼻腔炎の手術、最大の難関と言ってもいいガーゼ抜き。
とてつもなく痛いというのをよく耳にしていました。私の恐怖MAX。お腹下してしまうほどです(←メンタル弱いから

朝食の後に痛み止めとして飲み薬が処方されました。これさえ飲めば痛くないはず!

恐らく同じ日に手術をした、初老のおじさんが先に診察室に入りました。この方もガーゼ抜きみたいです。
耳をダンボにして(笑)聞いていましたが、時間がかかる割に音はしません。
あ、出てきました。泣いています!おじいさんが泣いています!これはやばい。

ついに私の番か…

ところがそこで小児科の子どもたちが診察にやってきまして、先に診察することに。
ここで少し時間の猶予ができたので、私の心にも余裕が生まれました(これがいけない

子どもたちの診察が終わり、ついに私の番!

「じゃ、いきますねー。ももさんはガーゼいっぱい詰まってるからねー。ちょっと痛いけど頑張ってね」

ガーゼいっぱいとか言わんとってくださいよ…怖いやないですか…

まず1つ目…あれ思ったほど痛くないぞ?
2つ目…ちょっとぬるんとして気持ち悪いけど、まだ耐えられるぞ

同じように反対の鼻から3本目、4本目と取り出したところで先生が一息つきます
なーんだーガーゼ抜き思ったより楽勝じゃーん(バカ
事前に渡されたティッシュはもうぐっしゃぐしゃです。

先生「じゃいこうかー」

えっ まだあるん?

5本目…あ、これやばい。この痛みはやばいやつだ。

女ですからね!悲鳴とかあげませんよ!耐えますよ!

先生「だ、だいじょうぶ?」

私「だいじょうぶじゃないです

一気に目の前がチカチカしてきました。
これは2年前、別の耳鼻科で失神した時と同じ前兆です。このままだと間違いなく失神します。

あっという間に診察台が倒されて、血圧が測られ始めました。
目の前がずっとぐるぐるして、全身に力が入りません。
祭日でいつもの外来の看護師さんもいないため、病棟から応援を呼んでいる声が聞こえます。

血圧が60ないみたい。2回めも測れない。怖いんですけど。
数日前にやっと点滴針が外れた右腕に、あっという間に点滴針が刺されます。やっと自由にお尻拭けたのに(`;ω;´)

しばらくすると血圧も70以上まで戻ってきました。
ちょっとフラフラしますが、なんとか自分の体は保てています。

この日、ガーゼが抜けたら次の日退院の予定でした。

先生「このままガーゼ抜き続けてもいいんだけど、今日は祭日で人も少ないし、何かあった時が対応できないんだよね。だから残りは明日抜きます。明日は痛み止めを飲まずにします。痛み止めは血圧戻りにくいからね」

これ、迷走神経反射というもので、痛みやショックなんかで強い衝撃を受けると、失神してしまうんですよ。
2年ほど前に別の耳鼻科で注射失敗されて失神してから、医療行為に強い恐怖感を感じるのでこんなことに。
恥ずかしいし、自分でどうにもできないので悔しいです。
自分の体質が憎いです。人に迷惑ばかりかけて、どうしていつもこうなんだろう。

この日、ストレッチャーで病室まで運んでもらいました。
私の担当だった看護師さんには重量級の私を運ぶという、しなくていい作業をさせて申し訳なかったです。

ということで延長戦突入が決定しました(泣)


全部ガーゼが抜けなかったとはいえ、半分ほどは取れているので微妙に鼻呼吸ができます。
というか、手術前と同じ感じ?
…どんだけ私の鼻には鼻茸が詰まっていたんでしょう。